I. 全体原理:
チラーは低温の冷水を生成し、これをポンプで屋内熱交換器に送り込み、施設内の熱を除去します。その後、水はチラーに戻り、さらに冷却されます。この閉ループの水循環により、直接的な空気の流れがなく、プロセス全体を通して一定の温度と湿度が維持されます。
II. 孵化場における使用例+プロセス
1. 適用温度要件
孵化室/孵卵器:一定温度37.5~38℃、水温は一般的に13~18℃
2. ワークフロー
空冷式チラーは低温の冷却水を生成します。
冷水は孵卵器内蔵の冷却コイル/孵化室ファンコイルユニットに送られます。
温風が冷却コイルを通過すると急速に冷却され、孵化カート内に均一に分配されます。
熱を吸収した温水は、さらに冷却・循環するためにチラーに戻ります。本装置は自動的に起動・停止し、孵化温度を正確に維持します。温度差は±0.3℃以下です。
3. 孵化用としての利点
孵化卵に直接風が当たらないため、寒さによる胚の死亡を防ぎます。
温度と湿度のバランスが保たれ、孵化率と雛の生存率が大幅に向上します。
夏の高温時でも温度低下がなく、孵化場全体で安定した温度を維持します。
密閉された孵化室において、唯一安定した放熱ソリューションを提供します。
III. 成鶏舎(養鶏場)における冷却の使用とプロセス
1. 適用温度
育雛舎、育成舎、採卵鶏舎:夏季温度制御25~29℃
2. 2つの主要な設置方法
方法1:冷却コイル付きチラー+循環ファン(大規模養鶏場向け)
チラーは、養鶏用に特別に18~22℃の冷水を用意します。
水冷パイプを鶏舎/通路の上部に設置します。
循環ファンが冷水パイプに空気を送り込み、鶏を冷却します。
鶏舎全体に均一な冷却効果が得られ、空気の滞留箇所がありません。
方法2:蒸発冷却システム付きチラー(高温・高効率)
まず、蒸発冷却パッドのプールに冷水を注入し、水温を下げます。
冷却された空気が鶏舎内に送り込まれ、通常の蒸発冷却パッドと比較して3~5℃温度を下げます。
夏の最も暑い時期に発生する、蒸発冷却の効果不足や鶏の熱中症による死亡といった問題を解決します。
3. 鶏舎冷却の実際の効果
産卵鶏の熱ストレスを予防:産卵量の減少や軟卵の発生を抑制
ブロイラーの急速な体重増加と正常な飼料摂取量
呼吸器疾患や熱疲労による死亡率の低下
鶏舎内の温度が均一になり、前部ケージと後部ケージの温度差が小さくなる。
IV.孵卵器と鶏舎・冷却装置の違い
水温の違い
孵卵器:低温水(12~18℃)、精密な温度制御
鶏舎:中温水(18~22℃)、鶏に無害な穏やかな冷却
温度制御精度
孵卵器:高精度(±0.5℃)
鶏舎:標準(±1~2℃)
末端装置の違い
孵卵器:冷却コイル内蔵型孵卵器
鶏舎:水冷式排気システム、ファンコイルユニット、冷却水カーテン
V. 簡単な組み立て(分かりやすい)
空冷式冷却装置 → 断熱水槽 → 循環ポンプ → 室内冷却装置 → 戻り水は冷却装置へ循環
VI. 主な利点(養鶏業界向け)
空冷式モデルは冷却塔や大量の井戸水を必要としないため、あらゆる農場に適しています。
エアコンよりも省エネです。 24時間365日安定稼働。
穏やかな水蒸気で乾燥せず、ひよこや孵化卵に無害です。
冬場は水循環を切り替えて温度調節が可能。オールシーズン対応です。