




プラスチック、化学薬品、医薬品、食品用垂直乾燥ミキサー
縦型乾燥ミキサー(縦型乾燥ブレンダーとも呼ばれる)は、混合と乾燥の機能を一体化した装置です。プラスチック、化学薬品、医薬品、食品などの業界で広く使用されています。以下にその概要をご紹介します。
縦型乾燥ミキサーの構造的特徴
円筒バレル:通常、垂直の円筒構造をしています。バレルはステンレス鋼、炭素鋼などで製造できます。バレルの内壁は滑らかなため、材料の付着を防ぎ、清掃も容易です。
スクリュー撹拌機:バレルの中央に配置されています。スクリューブレードが回転して材料を上方に移動します。ブレードの形状とピッチは、材料の特性に合わせて設計されており、混合効果と搬送効果を高めます。
加熱乾燥システム:加熱源を備えています。加熱源は電気加熱です。熱風はバレルの底部または側面から吹き込まれ、材料と接触することで熱交換を行います。
排出装置:バレルの底部に設置され、乾燥・混合された材料を排出します。排出装置には、手動排出バルブや自動排出バルブなど、様々な形態があります。
縦型乾燥ミキサーの動作原理
ほとんどの縦型乾燥ミキサーは、スパイラルミキシング原理を採用しています。スクリュースピンドルが回転することで、材料をバレルの底部から上部へ持ち上げ、傘状に分散させます。これにより、材料はバレル内で上下に転がり、均一に混合されます。同時に、加熱システムが熱風を供給し、材料中の水分が熱風の作用で徐々に蒸発することで、混合と乾燥の同時効果が得られます。
縦型乾燥ミキサーの利点
高効率な混合・乾燥:混合・乾燥工程中、材料は連続的に流動状態にあるため、熱伝達が均一で、乾燥時間が短く、効率が高いです。
省スペース:縦型設計のため、床面積が小さく、限られたスペースの工場にも適しています。
操作とメンテナンスが容易:シンプルな構造で制御が容易で、材料と接触する部品の清掃とメンテナンスが容易です。
汎用性:様々な材料の混合・乾燥に使用でき、一部のモデルでは、対応する改造を施すことで造粒やコーティングなどの機能も実現できます。
縦型乾燥ミキサーの用途
プラスチック業界:プラスチック粒子、プラスチックフレーク、カラーマスターバッチの乾燥・混合に使用されます。
化学業界:化学粉末、粒状材料、スラリーの混合・乾燥に適しています。
製薬業界:医薬品中間体、粉末、顆粒の乾燥・混合に使用され、特に高純度で低残留性が求められる製品に適しています。
食品業界:デンプン、タンパク質、香料などの食品原料の乾燥・混合に使用できます。